先週うけた令和3年度の賃貸不動産経営管理士の試験ですが、まだ余力が残っていたので、ちゃんと問題を見返すことができました。
「?マーク」付けた問題はどうだったのでしょう
2021年度の試験問題
全体的には
過去問と比べると、文章の感じが多少変わったようでした。
以前より問題文が長くなり、言い回しが難しくなったかなと。
宅建に寄せていこうとしてる感があるというか。
でも、まだ未完成な感じで、模索中といった印象を受けました。
出たところ
項目もかたよっていて、やたら「○○標準契約書」と「特定転貸事業者」が出てきた気がします。
実は、 「○○標準契約書」 はあまり勉強しませんでした。さらっと見た程度。
そして「民法」と「工作物」も全然ノーマークでした。
このへんにあとで見返すための「?マーク」を付けていましたが、
はい、このあたりが不正解でした
出てこなかったところ
必死で覚えた設備や税金の数字のかずかず、ナントほとんど出てきませんでした!!
「直上階の床面積が200㎡超える階の、踊り場のふみ幅120㎝以上、けあげ20㎝以下、ふみ面24㎝以上」って覚えたけど、コレいつか役に立つ時あるんだろうか
税金に関する数字は、他の試験を受けるにしても、日常生活でも役に立つものなので、忘れないようにしたいと思います。
印象に残った問題
問39の日本語
誰かのコメントでも見ましたが、問39の日本語はちょっとおかしいのでは?と私も思いました。
「特定転貸事業者が特定賃貸借契約の条件について広告をする際に禁止される行為に当たるものに関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。」
禁止されるものを選ぶのか?正しいものを選ぶのか?ん?っと一瞬思いました。
結局禁止されるものを選ぶということだったようですが、それなら
「該当するものはいくつあるか」とか
「 禁止される行為に当たるものに該当する次の記述のうち 」
ならまだ分かり易かったと思います。
ええ、案の定わたしは勘違いして間違えてしまいました
おとり広告
一番みなさんが話題にしていたのが、問44のおとり広告。
おとり広告に該当するのは、選択肢1と3のどっちなんだ?と。
成約済みの物件を速やかに広告から削除せずに当該物件のインターネット広告等を掲載することは、おとり広告に該当する。
選択肢1のこれがおとり広告に該当することは、どこかで見た記憶がありました。
しかし、選択肢3の
他の物件情報をもとに、賃料や価格、面積又は間取りを改ざんする等して実際には存在しない物件を広告することは、おとり広告に該当する。
あら?どっち?
ちょっと固まり、「う~ん」としばらく考えましたが、こんなに何もかもデタラメな広告って
もはや虚偽
と思うことができ、無事に選択肢1を選びました。
2択でまよった問題
最後まで問題をにらみつけ「う~ん」と迷っていたのが、問50の選択肢3と4。
公的な土地の価格である固定資産税評価額は、公示価格の水準の6割程度とされている。
公的な土地の価格である路線価(相続税路線価)は、公示価格の水準の8割程度とされている。
これは宅建でやったところ
いやもうこんな細かい数字は覚えていませんよ。
かなり長い間「う~~~~~ん」と二つの選択肢をにらみつけていましたが、6割って安すぎるのでは?、と思い無事に正解することができました。
予想模試問題集で出たところ
勉強開始後まず過去問を何回か解いて、ほぼ正解できるようになり、やはりテキストは読まずに、次は下記の予想問題集2冊を買いました。
TACの「本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士 2021年度」
LECの「2021年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる! 直前予想模試」
この中から出た問題がありました!
問18、選択肢3:受水槽の天井、底又は周壁は、建物の躯体と兼用することができる
これはTACの予想問題第1回の問38に出てきました。
「受水槽は天井面100㎝、壁面底面60㎝以上の空間を確保しなければならない」とノートに受水槽の絵まで描いていたので、しっかり覚えていました。
TACさん、ありがとう
問24、選択肢3:公営住宅の賃貸借契約の相続の話(省略)
これはLECの予想問題第3回の問24に出てきました。
「公営住宅の場合、その相続人が権利を当然に承継するものではない」と。
LECさん、ありがとう
やはり予想問題集は必須ですね。
今回はこの2冊にいちばん時間を割きました。もちろん他にも出たところはあるかもしれませんが、この2つはハッキリ記憶に残っていました。
まとめ
これからの傾向は
答え合わせをして冷静に問題を見てみれば、明らかに簡単な問題も何個かありました。そこはやはり過去問が重要だったのかな、と思いました。
あとは、実務経験がある人の方が解きやすいのかなと、私的には思いました。
来年このままの感じになるのか?また変更していくのか?きっと合格者数で模索していくのだと思います。
来年の傾向もいまいちハッキリしないのではないでしょうか。
今回の勉強時間は100時間
今回は、60日間、約2か月の勉強期間がありました。
コロナのため近くの図書館の勉強机が利用禁止で、ずっと家でやっていました。
なので家事をする合間や、テレビを見ながらダラダラ勉強することが多かったのですが、その合計は100時間です。
賃貸不動産経営管理士の勉強、とても楽しかったです。
不動産の勉強って面白いですね
マンション管理士はちょっと難しそうですが、管理業務主任者もいつか受けてみようかな、という気になっています。