2021年の夏に買っていたFP3級のテキストは、「21年9月、22年1月・5月」対応でした。
ということで、テキストを無駄にしないため、1月の試験に申し込みました。
あまり気が進みませんが
試験に申し込む
去年の11月に賃貸不動産経営管理士の試験が終わり、FP3級のテキストがある事を思い出しました。実はあまり好きな内容ではありませんでしたが、締め切りギリギリに無理やり受けることに決めました。
申込みは、日本FP協会のサイトから。
上部の青いタブ「FP技能検定」から「3級FP技能検定 申請・照会・変更」を選び申請します。
FP3級の受検手数料は、学科(3,000円)と実技(3,000円)で合わせて6,000円です。
しかし!!
なんとなんと!2022年9月試験から値上がりします!!
FP3級 学科(4,000円)と実技(4,000円)で合わせて8,000円
2000円も値上がりします。けっこう思い切り上がりますね。
FP2級 学科(5,700円)と実技(6,000円)で合わせて11,700円
FP2級に関しては、3000円も上がります。
今となっては、1月に受けといて良かったな~と思いました。6,000円だと気楽に受けられますよね。
勉強開始
試験の1か月前になり、そろそろ勉強しようとテキストを久しぶりに開きました。
4か月前にのろのろダラダラと、やっと1回読み終えたテキストですが、大体どんなあらすじだったかは覚えていても、細かい内容は全く覚えていませんでした。
しかし・・・
あー・・・無理
パラパラ~とめくってみましたが、まったく読む気になれず・・・。チャプターは以下の6つに分かれています。
01 ライフプランニングと資金計画
02 リスクマネジメント
03 金融資産運用
04 タックスプランニング
05 不動産
06 相続・事業承継
「03 金融資産運用、05 不動産、06 相続・事業承継」は好きな内容ですが、「01 ライフプランニングと資金計画、02 リスクマネジメント、04 タックスプランニング」はどうも好きになれない苦手な内容です。
つまり、保険会社や企業の総務部では絶対仕事したくないな、という感じです。
テキストを読むことはあきらめて、賃貸不動産経営管理士の勉強の時のように、過去問道場をすることにしました。
何個か試験を受けていると、受かるための勉強というのはだんだんコツが分かってきます。
勉強方法
ということで、また過去問道場に頼る事にしました。
FP3級ドットコムの過去問道場は「学科」と「実技」に分かれていて、学科は2008年分から、実技は2015年分からとたくさんあります。
新しい年代の問題から順番に解いていきました。移動中や家事の合間にサクッとスマホで出来るので便利です。1回分は30分くらいあれば解けます。
学科を6年分、実技を3年分、それぞれ1周し、そのあと、学科だけ最近の3年分だけ2周目をして、計33回分やりました。30分×33回分=16.5H
<学科> → | <実技> → | <学科> |
2021-1・5・9月 2020-1・9月 2019-1・5・9月 2018-1・5・9月 2017-1・5・9月 2016-1・5・9月 | 2021-1・5・9月 2020-1・9月 2019-1・5・9月 | 2021-1・5・9月 2020-1・9月 2019-1・5・9月 |
17回分 | 8回分 | 8回分 |
計算問題はノートで解きなおして覚えるようにしました。以前テキストを読んだ9Hと過去問と合わせて、勉強時間は30時間弱くらいでしょうか。
結局テキストはもう読まず、問題集もやらず、これだけでテストを受けることになりました。
試験当日
会場はまた、駅近の資格試験用の会場でした。
受験者は圧倒的に若く、ほぼ大学生だったのではないでしょうか。男女比は同じくらいです。皆さんエライですね。
意識の高い若者が多くて感心します
試験時間
10:00~12:00・・・学科
(昼休憩)
13:30~14:30・・・実技
試験が始まって最初の数問・・・「え、なにこれ?・・・」と、過去問で見なかったような新しいタイプの問題が続きます。
どうしよう、まずい
とちょっと混乱しましたが、途中からはいつものパターンの問題に戻りました。今までなかったような問題は1割くらいで、あとはいつものパターンの問題でした。
試験は途中で退室することが出来ます。監督官の方が案内してくれるので、1列ずつ順番に退出していきます。95%くらいの人はそこで出ていきますが、わずかな人は残っていました。私はエレベーターが混むのがイヤだったので、皆さんが退出し終わってから出ました。
終わってからTwitterを見ると、皆さん同じように初見の問題に焦ったようです。あまりに合格率が高くなってきたので、少し変えたのかもしれませんね。
個人的にはこの時間割は変えて欲しいですね。丸一日つぶれてしまいます。昼休憩も長いので、午前か午後にまとめて欲しいと思いました。
試験結果
試験はだいたい85~90%くらいは正解していました。FP3級は60%正解で合格できます。
発表は3月の頭で、すぐに合格証書が届きました。
2022年1月実施3級FP技能検定 試験結果
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
学科試験 | 39,495 | 34,364 | 87.01% |
実技試験 | 40,324 | 36,595 | 90.75% |
ついに実技で90%を超えてしまう高い合格率。
受けてみた感想
FP3級の内容は決して易しくはありません。テキストに書いてある内容は量も多く、覚えることも多くあり、難しいと思います。
しかし、テストは易しいです。
ちゃんと要点を覚えていれば答えられます。だいたいパターンが決まっていて、過去問から同じような問題がたくさん出ています。
今回は序盤に初見の問題が何個かあって焦りましたが、過去問をしっかりやっていれば、他はほぼ解けると思います。
効率的な勉強方法
ファイナンシャルプランナーの内容はとても生活に役に立つものなので、じっくり勉強したいところですが、今回はとりあえず3級の試験に受かりたいという勉強方法でした。
買うのはテキストだけでよい
FP3級ではテキストだけ買えば良いと思います。もしかしたら過去問だけでも受かるかもしれませんが、一応ひと通りの内容は把握しておかないと意味がないと思います。
問題集は使わなかったので無駄にしてしまいました。売りに行こうと思っています。
そして、FP2級を受ける予定の人であれば、いきなり2級のテキストを買っても良いと思います。本屋で見てみましたが、チャプターは全く同じだし、内容もほぼ同じでした。ただ2級はもう少し掘り下げていて、問題も難しくなっているという感じです。
テキストを何回読むかは、今まで受けた他の資格にもよるので、人それぞれだと思いますが、よく読み込んでいれば今回のような初見の問題にも対応はできたかなと思いました。
過去問を解く
上記のように、過去問道場で1問ずつ解説を確かめながら進めます。
最初は60~70%の正解率ですが、だんだん80~90%正解できるようになってきます。そうなれば本番でも大丈夫だと思います。
計算問題は一回解けるようになればすぐに覚えられます。
テキストと過去問道場だけのシンプルな勉強方法です。
以上です
たぶんもうFP2級は受けないと思いますが、やはりFPの内容は生活にとても必要な知識だなと思っています。