前から受けようと思っていたFP(ファイナンシャルプランナー)の資格ですが、本屋に行った時、なんとなくテキストを見ていたら、欲しくなって買ってしまいました。
おもしろそう
FPの資格について
FP(ファイナンシャルプランナー)とは
家計にかかわる金融、不動産、住宅ローン、税制、保険、年金、相続など、お金に関する幅広い知識を備え、総合的な資金計画を立て、相談者をサポートする専門家です。
ファイナンシャルプランナーになると、ライフプラン相談の業務を仕事とするわけですが、今回はただお金の基本を学ぼうと思い、勉強することにしました。これも一般常識として備えておいた方がよい資格です。
FPの種類
まずはFPの資格についてですが、色々と種類があり、どこでどれを受ければいいのか?最初は迷うと思います。
どこでどれを受けるのか
FPの検定は、2つの団体で実施されています。
どこで
- 「日本FP協会 」・・・NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
- 「金財(きんざい)」・・・一般社団法人 金融財政事情研究会
そして種類も5つあります。
どれを
- 3級FP技能検定
- 2級FP技能検定
- 1級FP技能検定
- AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格
- CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)資格
3~1級FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)は、国家資格です。
AFPとCFPは民間資格です。
AFPとCFP は日本FP協会で実施されています。
3~1級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、日本FP協会でも、きんざいでも、どちらで受けても同じです。では、何が違うのか?
FP3級試験は学科試験と実技試験に分かれていますが、実技試験の科目が違います。
日本FP協会は「資産設計提案業務」という科目1つなので、何か特別に目的がないのであれば、一般的にはまず、受験資格のない3級FP技能検定を日本FP協会で受検する、ということで良いでしょう。
難易度は?
FP3級の難易度は低く、合格率も70%前後と高いです。
FP3級を受けて3級FP技能士になっても、特に仕事に結びつくことはないと思いますが、とりあえずFP3級を取らないと、FP2級の受検資格もありません(実務経験など除く)。
初心者はまずFP3級から
FP3級の検定は年に3回行われます。2021年度は以下の日時です。
試験日 | 申請期間 | 合格発表日 | |
第1回 | 2021年5月23日(日) | 3/12(金)~4/1(木) | 6月30日(水) |
第2回 | 2021年9月12日(日) | 7/6(火)~7/27(火) | 10月25日(月) |
第3回 | 2022年1月23日(日) | 11/9(火)~11/30(火) | 3月4日(金) |
ということで、今年度はもう2022年1月23日の試験しか残っていません。買ったテキストは2022年5月の試験まで対応しています。
来年度の試験日はまだ分かりませんが、だいたい毎年同じような日程です。けっこう直前にならないと発表されなかったりします。
FP3級の勉強をはじめてみました
テキストは
本屋でおもわず買ったテキストは、もちろんTACの「みん欲しシリーズ」です。
「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2021-2022年」と「みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2021-2022年」
本屋で色々見てみましたが、やはりこちらのシリーズが一番しっくりくるというか、読みやすそうでした。絶大な信頼をおいています。
内容は6つのチャプターに分かれています。
01 ライフプランニングと資金計画
02 リスクマネジメント
03 金融資産運用
04 タックスプランニング
05 不動産
06 相続・事業承継
こちらに書いてある勉強方法は、だいたいこのような感じです。
- テキストのチャプターを1つ読んで(どこからでもOK)
- 問題集で同じチャプターの問題を解く
- 全部読んだら、問題集を最初から解く
- 間違えた部分のテキストを読む
読んで問題を解くのは、チャプターごとではなく、もっと細かくセクションごとでも良いようです。
勉強開始
テキストを1回読む
8月になり、まず最初からテキストを読みました。
テキストの「CHAPTER 01 ライフプランニングと資金計画」を少しずつ、計3Hで読み、問題を2Hで解いて答え合わせしました。
ここまでで計5H。問題はだいたい60~65%の正解率でした。答え合わせしながら解説を確認しようと思ったのですが・・・
あ、試験に申し込まなくては
と思い、9月の試験の申し込みをしようとしたら、すでに終わっていた事にここで気付きました。
あれ?申請期間終わってる
ということで、検定を受けるのはまだ先になりました。
今から真剣にやっても忘れそうなので、とりあえずテキストを通して1回読んでみることにしました。
どうしてもテキストをただ読み進めるのは苦手で、なかなか進みません。内容も面白いとは言えず、毎日1時間ずつ、少しずつ読み進め、2週間かけチャプター2~6を、9Hかけて読み終わりました。
なかなか集中できず、飛ばし読みのような感じでざっと読みました。
内容がカタイ
あとで調べてみたところ、試験会場は結構な密になっているらしく、あまり心地よい環境ではないと書いている方がいました。
テキストを読んだ感想
思っていたより難しいんじゃないの
暗記をする用語も多いし、計算問題も多いので、覚えることが割とたくさんあります。
しかし、
宅建と重複した科目がある
という良い点があります。
チャプター「05 不動産」「06 相続・事業承継」は宅建とかぶった部分ですので、もうある程度は分かるわけです。
ただ、まるまる一緒ではなく、不動産にしろ相続にしろ、税金関係を深堀しているので、新たに覚える用語も計算方法もあります。
過去問をやってみる
テキストをざっと読んでみた時点で、1回過去問をやってみる事にしました。
この時点では用語の暗記もしていないし、計算方法も覚えていません。(ITパスポートの時と同じです)
2021年5月の過去問
学科を30分、実技を50分の、1時間20分で解いてみました。
結果は
学科 38問正解/60問中 (合格は36点/60問中)
実技 11問正解/20問中(55点/100点中)(合格は60点/100点中)
おしい~
実技があと1問正解が足らず、不合格でした。
しかし、いやいや1回テキストを読んだだけで、この程度は頭に入っていたので、やはり「みん欲し」シリーズは良いテキストだと言えます。
それに、問題が難しくないのです。
どんな問題か?
FP3級の問題は、シンプルで単純明快、といった印象でした。
宅建の難しい文章に比べたら、問題文は短く、ひっかけも何もなく、ただ知識を問うだけのシンプルな問題です。
なので、ちゃんと勉強していれば解けるような試験です。
まとめ
内容をひと通り把握した段階で思う事は、
実生活で役に立つ
FP3級の内容はカタイのですが、実生活でとても役に立つことばっかりです。社会人になってから初めて知るお金に関する様々な知識を得ることが出来ます。
社会人になる前に取るべき資格
これはぜひ!社会人になる前に取っておいた方が良い資格です。
一般的に社会人になってから、年金や保険や貯蓄の事を考え始める人が多いと思いますが、私もなんだかはっきりとは全体像が分からず、その場しのぎで書類を片付け、生活してきたような気がします。
昔は簡単に受けれるものがまだ簿記や秘書検定などしかなかったのですが、もし、この資格を取っていたら、かなり役に立ったことでしょう。
宅建を受けた人には取り掛かりやすい
宅建を受けた方なら、「不動産」と「相続」に関して勉強しているので、非常に取りやすい資格だと思います。
もし、不動産の仕事を考えている方ならなおさら、お客様の資産設計について考えなければいけない場面もありますので、非常に役に立つと思います。
試験がまだ先なので、とりあえずFP3級の勉強はここで保留とします
ITパスポート試験の勉強をはじめてみました
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