宅建士になるとどんな仕事ができるのか?
というのも、試験が終わってから、ハッキリ知ったことでした。
そこ、とても大事なところ
ですが、最初は何も知らずに、試験を受ける事を決めたので、勉強の途中で宅建業法を学んでいて、なんとなく知ることにはなりました。
宅建士に出来る事
宅地建物取引士になると、不動産屋さんに重宝されることになります。
なぜなら、宅建士にしか出来ない独占業務があるからです。
1. 重要事項説明
2. 重要事項説明書への記名・押印
3. 契約書への記名・押印
4. 宅地建物取引士の設置義務
宅地・建物の売買や貸借の時に、契約前にしなければいけない「重要事項の説明」なるもの、これは宅建士にしか出来ない業務です。
そしてその重要事項説明書への記名・押印と、契約書の記名・押印も宅建士にしか出来ません。
更に、宅建業を営む事務所等には、5人に1人は宅建士を置くという義務があります。
なので、そこにいるだけで、重要事項説明してくれるだけで、必要な存在になれるのです。
これが重宝される存在ということです。
宅建士の求人は多い?
街にはたくさん不動産屋さんがあります。
しかし、従業員の中で宅建の資格を持った方は、「そんなにいない」という話を聞きます。
実際、宅建士のパート求人がたくさん出ています。
それもまあまあ良い条件で。
まず資格手当があり、1万~3万円が相場です。
これは大きいですね。
時給もまあまあで、一般事務の時給くらいです。
正直もっとあってもいいかな、とは思いますけど。
宅建事務であれば、営業で出なくてもいいしノルマもないし、会社の中ではラクな仕事なので、これくらいの時給なのだろうと思います。
そして、週2日からとか平日のみでもOK、という所もあります。
土日に出ると時給アップの所も多いので、本当は土日に出てもらいたいのでしょうけど。
たとえば重要事項説明のある時に出勤するなど、臨機応変に対応することも出来るのかなと思います。
なので、将来的に割の良いパートに出たい主婦の方には、とても良い資格だと思います。
IT重説とは
最近ではIT重説といって、重要事項説明のデジタル化も進んでいるようです。
宅建士の仕事「重要事項説明」を、パソコンやタブレットを使用して、オンラインで行います。
リモート会議のように、パソコンの画面上で顔を合わせて説明をするわけです。
求人サイトを見ると、オンライン重説を「1件いくら」とかで募集しているのも見かけます。
時間と場所を問わない、とても良い方法だと思いますが、現在は賃貸物件のみの対応になっています。
2017年から運用が始まったシステムなので、まだ対応している会社も少ないし、地方での求人も少ないです。
しかし、将来的には絶対に増えてくるであろうと予測します。
物件の内覧なども、オンラインで出来るのが当たり前のようになるでしょう。
そのうちAIが説明してくれたり、質問に答えてくれるかもしれません。
しかし、重要事項説明はAIではなく、必ず宅建士が行わなければならないので、IT重説の求人も増えるでしょう。
後日追記
2021年4月から、不動産売買でもIT重説の本格運用が開始されました。
最近はテレワークの方が増えているので、オンラインでやり取りできる環境が整った買主さんも多いと思います。
あとは、不動産会社がいつから取り入れるか、早く一般に普及するか、次第ですが、IT重説の求人もどんどん増えてくるのではないでしょうか。
起業
やる気があれば起業することだって可能ですよね。
79歳で宅建に合格して、80歳で起業、おばあちゃん不動産屋さんとして有名な方がいます。
尊敬してしまいますね。
まあ起業となると、かなりの労力はいるでしょうけど、なんだか夢があっていいですよね。
宅建に受かると
余談ですが、宅建に受かると、家族や友達から褒めてもらえます。
宅建に合格したんだと言うと、周りの反応は予想以上に大きくて、「えーっ、すごい!」とやたら驚かれました。
宅建とは誰でも知っていて、世間では難しい資格として認知されているようです。
私も以前なら、内容はよく分かりませんが、印象だけで「わーっすごいね!」と言ったと思います。
最初にネットで難易度に関してだけは検索していたのですが、資格の学校等では、「合格率15%程度の国家試験」、「FPや簿記よりは難しく、行政書士や司法書士より易しい」などと出てきました。
個人のブログでは、「宅建なんて簡単だ」とか「国家試験では易しい」とか書いてあった事にだまされました。
そりゃあ司法試験や行政書士などに比べると易しいし、ある程度、法律を勉強した人にはそうかもしれませんが、私のような全くの初心者にはただただ難しかったです。
試験を受ける前の私と同じく、彼女たちも内容に関しては全く知らないと思いますが、世間では一般に「宅建は難しい」、そういう印象だという事です。
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