コロナで不安な世の中になってしまい、結局、接客のある宅建事務の仕事をさがすのは保留にしています。それはもう少し先に、この状況が落ち着いてからさがすことにしました。
今年も他に取りたい資格はたくさんありましたが、試験が中止になったり、未定だったりするし、やはり密になる試験会場へは、あまり行きたくないですよね。
登記に関する仕事
今までやっていた週2のパートもやめてしまったのですが、今回、短期のオフィスでの仕事を見つけました。期間は6か月、時短で月~金の週5日のパートです。
さて、新しい仕事は公共の施設に関するものですが、
内容を簡単に言うと、
登記や境界確認書、地積測量図などをもとに、土地の所有者や境界線を確認する、というアシスタント業務です。
宅建の資格は必要ありませんが、登記簿などの知識があるだろうという事で採用されました。
時給もまあまあ良いので、やはり宅建の資格は役に立つなと思いました。
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宅地建物取引士になると何ができるのか?
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3か月で覚えたものは、3か月で抜けていく
さて、始まって少し経ちますが、登記簿を見た時、ハッキリ言ってよく分かりませんでした。
宅建の勉強で出てきた登記ですが、そんなに詳しくやったわけでもなく、
出てきたのは「権利関係」の「物権変動」で、登記があれば第三者に対抗できるとかの部分、
同じく「権利関係」の「不動産登記法」、ここで登記とはどういう構成になっているかや、申請方法などをさらっと学びました。
あとは、「税・その他」の登録税のところで出てきただけです。
実際に登記の見本がテキストに載っていたわけでもなく、どのような書類なのかは見ていませんでした。
登記の見本は法務局のサイトに載っています。
そもそもどうやって他人の登記簿を手に入れるのか、も知りませんでした。
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宅建の勉強期間-WEEK4
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登記情報の入手
登記情報は法務局に登録されていて、これはオンラインで取得できます。
昔は「登記簿謄本」(とうきぼとうほん)といって、紙に書いてあるものだけでしたが、
現在はコンピューターで管理していてそれは、「登記事項証明書」と呼ばれています。
これを「登記情報提供サービス」というサイトで取得するのですが、
ちゃんと利用する企業でアカウントが作ってあるので、ログインをします。
そして地番で探し、PDFでダウンロードします。
知りたい情報によって値段が違いますが、1枚につき350円程度かかります。
印刷したものを見てみると、その地番にはたくさんの人の名前が書いてあることもあります。

という感じで、最初は見方が分かりません。
「表題部」と「権利部」に分かれていることは、テキストに載っていましたが、実際の様式を見ていないのでピンときませんでした。
そして「権利部」は「甲区」と「乙区」に分かれていて、
「甲区」は所有権に関する事項、「乙区」は所有権以外の権利に関する事項(抵当権、担保権、賃借権など)が載っています。
抵当権者と抵当権設定者は、どっちがどっちだったか忘れていましたが、
抵当権者が債権者、抵当権設定者が自分の不動産を抵当に入れた人、債務者です。
複雑な内容だと今はどうなっている状態なの??と思いますが、ここに下線が引いてあるものは抹消事項だそうです。
色々な登記を見ていると、人生ドラマが垣間見える時があり、なかなか興味深いです。
時代はかなり古いものが多く、戦前戦後の登記もたくさんあり、
面白いと言ってはいけませんが、勝手に状況を想像したりしてしまいます。

「表題部」や「権利部」は学習したはずですが、すっかり頭から抜けていました。
やはり短期間で習得した記憶は、なくなるのも早いようです。
きっと宅建で勉強したその他のことも、どんどん頭から抜けていっていることでしょう。
今回それに気づいて、

とちょっと焦ってしまいました。
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