ITパスポート

IT系の国家資格なら、まずITパスポート試験

IT系の国家資格なら、まずITパスポート試験

ステイホーム中に何か資格を取ろうと、「国家資格」で検索した時、目にとまったのが「ITパスポート」試験、「iパス(アイパス)」です。

老若男女問わずおススメ

今のところパソコンは得意な方だと言えるアラフィフの私ですが、この先きっとすごい速度でITは進化していくことでしょう。

どんどんデジタル化が進んでいく中で、スマホやパソコンはなんとかついていっていますが、これから60代、70代、と歳をとっていっても、はたしてずっとついていくことが出来るのか?

まったく新しいものが出てきた時にすぐに対応できるのか?不安に思う事のひとつ。

ずっとついていきたい

携帯電話の店舗でわけの分からない質問をして、店員さんを困らせるような事になるのがコワイ。便利な物はなんでも使いこなせる老人になるというのが目標でもあります。

まずITパスポート試験

そこでITの基礎がひと通り学べるという「ITパスポート」の資格に目を付けたわけです。

これからの時代、老若男女問わずトライするべき資格ではないでしょうか。

ITパスポートとは?

ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験

ITパスポート試験は2009年から開始された比較的新しい国家試験で、「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」が実施しています。

IT化が進んだ現代社会で、社会人として必要な基礎的能力を有していることを国が証明する試験として誕生しました。

内容的には

  • 経営戦略、マーケティング、財務、法務など経営全般の知識
  • プロジェクトマネジメントの知識
  • セキュリティ、ネットワークなどITの知識
  • AI、ビッグデータ、IoT など新しい技術新しい手法の概要に関する知識

など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。

ただパソコンに関してだけではなく、現代社会で働く方に必要な知識もひと通り学べます。

確かにこの15年くらいでしょうか、企業で働く際にはコンプライアンス研修が必ずあり、年々セキュリティに関する項目も厳しくなってきています。

ちゃんと基本的な事を知っておかないと、会社の中で失敗を犯すことにもなりますので、この資格は自分の知識習得のために取りたいと思うのです。

難易度は?

合格率は50%前後

情報処理技術者試験の中では最も難易度が低い、とされています。

しかし、半分くらいの人しか受からないわけですから、初心者にはそこそこ難しいのではないかと思われます。

そして、この試験は受験者の半分以上が20代です。40代以上は16%。

ITパスポート試験
やはり若くないとダメなのか

ということはなく、合格率でいうと30代以上の人の方が高い傾向にあります。

高校や大学で無理やり受験させられるパターンもあるでしょうから、社会人になって受けた人の方が合格率は高いです。

そして40代以上の合格率は、70%前後あります。

きちんと勉強すれば受かるということでしょう。

ITパスポートの試験概要

「ITパスポート」試験は場所によって違いますが、大都市では毎日、地方ではほぼ土日に毎週のように行われています。

時間も、1日に2~3回行われているので、いつでも受験できるといった仕組みです。

日程は3か月分こちらのサイトに載っています。

【ITパスポート】試験開催状況一覧

試験の概要

  • 試験時間・・・120分
  • 出題数・・100問
  • 出題形式・・・四肢択一式
  • 総合評価点・・・600点以上/1,000点
  • 試験方式・・・CBT(Computer Based Testing)方式
  • 採点方式・・・IRT(Item Response Theory:項目応答理論)
  • 受験手数料・・・5,700円(消費税込み)

CBT方式とは、マウスやキーボードを用いてパソコン画面で解答するやり方です。

採点方式はTOEICと同じように、 IRTといって、能力値や難易度のパラメータを推定して採点する方式です。

ただ正誤で採点するのではなく、本当に理解しているのか、まぐれで当たっているのか、バレてしまう方式です。

出題分野

出題分野は以下の3つです。

出題分野問題数分野別評価点
ストラテジ系(経営全般)35問程度300点以上/1,000点
マネジメント系(IT管理)20問程度300点以上/1,000点
テクノロジ系(IT技術)45問程度300点以上/1,000点

分野別評価点が各300点以上/1,000点ということは、各分野の満点1,000点のうち300点以上、つまり3割は正解しなければいけません。

まんべんなく正解できなければ、計600点あっても合格できないのです。

各分野で3割以上正解し、かつ総合で600点以上あることが必要です。なので苦手分野は克服しておかなければいけません。

出題分野の詳細は、以下のように分類されています。

分野大分類中分類
ストラテジ系企業と法務企業活動
法務
経営戦略経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
システム戦略システム戦略
システム企画
マネジメント系開発技術システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメントプロジェクトマネジメント
サービスマネジメントサービスマネジメント
システム監査
テクノロジ系基礎理論基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステムコンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素ヒューマンインタフェース
マルチメディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ

これを見れば、だいたいの内容は把握できますね。

どれも聞いたことはあるけれど、ボヤっとしか分からなかった事などもたくさんあります。

テキストは

さっそく本屋へ行って、ITパスポートのコーナーを見てみましたが、

たくさんありすぎる

種類もとても多く、良さそうなテキストがたくさんあって選べませんでした。

ということで、ここはアマゾンのレビューをたよりに、ベストセラーのこちらのテキストを選びました。

「【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」

先日注文してすぐに届きました。

中身は、

  • 上記の表の分類通りに各章が並んでいる
  • それぞれ最後に過去問と解説がついている
  • 巻末には重要用語集があり、寝る前の10分間に復習するよう推奨
  • 過去問5年分をダウンロードできるQRコード付き

という感じの構成になっています。

初心者でもスラスラ読める」「この一冊で合格できます」と書いてありますので、それを信用しようと思います。

使った感想はまた後日追記します。

勉強開始

いつもなら先に試験に申し込んでから勉強を始めるのですが、今は緊急事態宣言中なので、もう少し様子を見てから、いつ受験するのかを決めたいと思います。

公式のサイトでも、「当該措置期間中に受験する必要がある方を除き、当該措置期間中の受験はお控えください。」と書いてあります。

「当該」なつかしい~宅建を思い出します

予定では、8月くらいには受けたいかなと思っていますので、またここで勉強の進行具合や、要した勉強時間などを報告します。

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