宅建の試験はそれほど簡単ではありません。
それなりに攻略法を考えないと、初心者・独学者にはキツイです。
初心者・独学者が最低知っておくべき、以下の試験当日の注意点などをまとめました。
①問題を解く順序と時間配分
②問題を解く際のポイント
③持参品
④体調管理
宅建試験日当日
①問題を解く順序と時間配分
46~50 → 26~45 → 15~25 → 1~14 の順番で解きます。
50 → 1 でも同じ事ですが、逆方向に進むのはなんだか気持ち悪いので、私はこの順番で解きました。
50問を単純に1問2分で解いたとして、100分。
残りの20分でマークシートを記入し問題の見直し、となるとちょっと余裕がない気がします。
難易度に合わせて、以下のような時間配分で
時 間 | 問番号 | 内 容 | |
13:00~13:10 | 10分 | 問46~50(5問) | 「統計問題など」(5点免除科目) |
13:10~13:45 | 35分 | 問26~45(20問) | 「宅建業法」 |
13:45~14:00 | 15分 | 問15~25(11問) | 「法令上の制限」「税・その他」 |
14:00~14:30 | 30分 | 問1~14(14問) | 「権利関係」 |
14:30~15:00 | 30分 | マークシートの記入と見直し |
問題は問1からではなく、後ろの5点免除科目から解いていきます。
簡単な方から難しい方へといった順序です。
簡単な問題はさっさとテンポよく解いて、難しい問題をじっくり考える余裕を作ります。
これは当日だけというよりも、普段の過去問や予想問題も、この順序で解いて慣れておきましょう。
実際は各分野(5点免除科目除く)とも、これ以上の時間がかかって、最後のマークシートと見直しの時間が、15~20分ぐらいになるかもしれませんが、
この時間配分を目安にして、最後に25分は残せる事を目標にしてみましょう。
マークシートの記入と見直し
答はその都度マークシートに書くのではなく、問題用紙に書いていきます。
最後の30分で答えをマークシートに書き写し、問題の見直しをします。
そして必ず、マークシートの記入ミスがないように、1回は見直しましょう。
ちゃんと書いたかどうか、あとになって不安になります。
②問題を解く際のポイント
問題文を読むとき
ポイント
何を答えるのか?の部分にしっかり太線で下線を
「正しいものはどれか」「誤っているものはどれか」「正しいものの組み合わせはどれか」「正しいものはいくつあるか」「誤っているものはいくつあるか」
を間違えやすいので、ここにははっきりと太線を引いておきましょう。
ポイント
キーワードを軽く丸で囲む or 細い下線
「自ら貸主」「公正証書」「14日前まで」「1,500㎡」など、ひっかかりそうなキーワードや数字などを、軽く丸で囲むか細い下線を書き、重要箇所を確認しながら読んでいきましょう。
ポイント
複雑な人間関係などは、図にかいてみましょう
所有者Aが、Bが・・・Cが・・・Dが・・・甲土地・・・・と、色々出てきて混乱したら、図にしてみましょう。
ポイント
選択肢の番号にそれぞれ〇×を
答を間違えないためですが、迷ったら最初は消去法でなくどちらかを書き、それからまた考えましょう。
たまに絶対にこれが正しい! というものもありますが。
ポイント
問題番号の左に答えを
もちろんマークシートに書き写すためですが、
速報を見て後で答え合わせをするのは重要ですので、自分の答えがはっきりと分かるようにしておきましょう。
見直して答えを変えた時は、必ずココも書き換えるように注意しましょう。
ポイント
自信のない問題は?マークを
最後の見直しの時間は、?マークを付けた問題だけにしましょう。
自信のない問題はきっとかなり出てくると思います。そこだけに集中しましょう。
例えばこんな感じになります。
③持参品
マークシートの試験では、絶対に0.9芯のシャーペンがおススメです。
ひと塗りでOK。
ただし、万が一壊れた時のために鉛筆は1本用意しましょう。
消しゴムもペン型のノック式の物が、使いやすくておススメです。
④体調管理
睡眠は十分に
よく寝て当日の体調を万全に持っていく努力は必要です。
あとは、
- 締め付けのないラクな服装でいくこと。
- 羽織ったり脱いだり自分で温度を調整できること
リラックスする
集中する為、直前は窓から見える外の景色を眺めてリラックスしたりして、テンパってしまわないように落ち着きましょう。
自分の力を最大限出すことだけ考えましょう。
お昼は軽食で
おなかがいっぱいになると、眠くなったり集中力が出なくなるので、
朝ご飯を多めに食べて昼は抜くか、コンビニサンドイッチやチョコレートなどの軽食だけが良いと思います。
一緒に緑茶など爽やかなカフェインを取るのをおススメ。人それぞれだとは思いますが。
受けてみて思った、勉強以外で大事なこと
①集中力
②読解力
③冷静さ
①集中力
とにかく当日どれだけ集中できるか。
今回の試験では、信じられないくらいの集中力を発揮したのですが、
集中している時って頭が冴えまくります。
フル回転という感じです。
集中力が切れたら
でもこれは1時間程度しか続きません。
だんだん充電が切れるように、集中力が切れてきます。
だんだんと文章が頭に入らなくなってくるので、それに気づいたらいったん手を止めます。
そして、机の上でもいいし、壁でもいいので目をつぶらず何もない所を見て、何も考えずボーっとして30秒~1分間くらい頭を休めます。
脳の中をリフレッシュするのです。
そうするとまた充電されて集中できるようになります。
②読解力
出来れば読書を
日ごろから本を読んで読解力を付けることが大切です。
勉強を始めたら読書する暇なんてないかもしれませんが、寝る前の30分だけ読書をするのもいいかもしれません。
私は子供の頃は本が好きで、国語や英語の成績が良かった文系の人間です。
最近はめっきり読書をしなくなりましたが、読解力はまだある方だと思います。
これは宅建の試験を受けるうえで大きいと思います。
まず問題文が長くて難しいので、意味が分からなければ答えもでません。
判決文
ポイント
判決文の中に答えがある
判決文の問題は、一見とても難しく感じます。
法律用語の羅列で、なじみのない文章が長々と続きます。
しかし、これは英文を訳しながら読むように、分かりやすい言葉に置き換えながら訳して読むと、そこまで難しい事を言っているわけではありません。
そして、選択肢の中に同じ内容の文を見つけることが出来ます。
③冷静さ
当日は朝から緊張していました。胃が痛くなるほど。
でもそれではいけないと、試験前はリラックスするように努めました。
試験が始まってテンパってしまっては、本当の力が発揮できません。
なるべく冷静でいるように心がけましょう。
ギリギリまで焦らない
最後、見直しをしていると、どんどん答えを変えたくなったり、時間がないことに焦って冷静さを失うかもしれませんが、
見直すのは、?マークを付けた自信のない問題だけにしましょう。
最後にギリギリまで考えて、バタバタとマークシートを書き直して、位置を間違えたりする事がないよう、終了1分前には全てを終えるのが理想です。
答を変えたところは、答え合わせの時のために、最終的に何にしたのか分かるようにしておきましょう。
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